せっかく旅行に行くのなら失敗しない宿選びをしたい!
旅行に行く時には絶対に思うことですよね。
- 宿泊前後の動きの中での立地はどうか
- 予算内に収まるかどうか
- 宿泊先の対応面は?
- 交通手段は?
・・・考えていたらきりがありません。
全ての条件をクリアしていても、今度はお部屋の空き状況の問題もあります。
早く予約をしないと希望条件に合ったところを見つけたとしても、空室がなければ予約は取れません!
これは日常生活でも当てはまります。欲しい!と思って店舗に行っても、在庫がなければその場で購入できないのと同じです。
安くて良い宿を!と意気込む気持ちはわかりますが、少し落ちつくことが大事です。
選定する際に、譲れないポイントを明確にしてから選ぶことで失敗するリスクを下げます。
例えば、
- お部屋にトイレは必須!(必須)
- 予算はできれば1室20,000円まで!(譲歩1)
- 食事はお部屋食が理想だが、バイキングでも可!(譲歩2)
というように譲れないポイントを紙に書き出すことで、決定する宿が大体見えてくるはずです。
何となーくで、「温泉が良い」や「食事が美味しいところ」といったものではなく具体的な譲れないポイントを出しましょう。
失敗しない宿選びの鉄則
旅行先を検討する際にあなたは普段どんな媒体を活用して検索(発見)していますか?
ネット、旅行雑誌(パンフレット)、知人からの口コミ、旅行代理店といったところしょうか。
仕事として年間100泊以上、かつ、10年近く全国の宿泊施設を見てきた失敗しない鉄則はたった2つです。
- 予約サイトでの口コミ点数は4.0以上か(じゃらんネットや楽天トラベル)
- 自社HPでウリや魅力があるか
オーソドックスにお伝えすると、この2点です。
いや、そんなの当たり前じゃん
そういう方も鼻をほじりながらでも構わないので最後まで見てくださいな。
もしかしたらタメになる情報があるかもしれませんよ!
①宿泊予約サイトでの口コミ点数はどうか
今や世の中は口コミで動いているといっても過言ではないでしょう。
特に旅行といった大きな金額が動く以上は絶対失敗はしたくはないですよね。
年何回も旅行に行く人でないのなら、それはもう失敗したくありません。
中には数年ぶりの旅行でウキウキなんて方もいますから、失敗はしたくないはずです。
ここで質問したいのですが、
失敗したくないという気持ちから湧き上がるものは何でしょうか?
それは、
自分以外の人は一体どう感じた宿泊先なの?
これ以外ないでしょう。
- スタッフはどんな対応だった?
- 値段相応?
- お部屋はきれい?
- お食事は美味しい?
- お風呂は快適?
- マイナスだったことは?
このように、人はマイナス面には敏感なので悪い点にはすぐ目が行きがちなのです。
ここで口コミで気をつけたい視点は、「口コミの点数は平均点」ということです。
つまり、良いところと悪いところ両方見ることが理想です。
それも踏まえて、知っておいてほしい「口コミの判断基準(指標)」があります!
- 4.5以上 → ほぼ全ての人が満足できるライン
- 4.0以上 → どこか気になる点はあるが、まぁ良かったと思えるライン
- 3.5~3.9 → 尖ったウリがある以外は普通という感想が増えてくるライン
- 3.4以下 → 安かろう悪かろうライン
これは、かなり高確率で当てはまります。
そのため宿を選ぶ際は、じゃらんネットや楽天トラベルで口コミ点数4.0以上を基準として候補にしましょう。
②自社HPでウリや魅力があるか
宿泊予約サイトの次は、自社HPを必ず見ましょう。
じゃらんネットや楽天トラベルは、あくまでフォーマットに従って提供されている情報です。
そのため、宿泊施設のウリや他館に負けない想い!といったものは形骸化されてしまいます。
そこで自社HPへ移動して、宿泊施設の雰囲気や最大のウリが予約サイトと相違がないか、もしくはそれ以上の価値を見出せるのかどうかを照らし合わせることです。
宿泊予約サイトだけかなり立派になっていて、『自社HP内でウリが伝わってこない』となるとちょっと疑ったほうが良いですね。
中には予約サイトの評価が高く、自社HPの見た目や表現がイマイチという宿でも満足する施設はあります。
それを探す指標は予約サイトだけになるのですが、平均点となる口コミ点数が4.6以上もしくは料理(特に夕食)のポイントが満点に近い施設はまず満足する宿です。
夕食のポイントだけが満点に近くて後の点数は低め(3.7とか)の宿は、お部屋が古かったりお部屋にトイレがなかったり温泉ではなかったりといった点くらいです。
そのため、夕食の評価が高い宿は概ね宿泊後の感想は良いです。
そして冒頭でもお伝えしましたが、宿泊する施設に何を求めるのか?を念頭に考えて吟味してください。
口コミの良し悪しについて
口コミは活用すれば非常に良いことばかりですが、マイナス面も含んでいるので注意が必要です。
でも、悪い口コミは果たして万人の声なのでしょうか。
接客対応してくださる方も、結局は「人」なのです。これは日本文化の象徴ともいえる接客です。
《お・も・て・な・し》
2020年の東京オリンピック決定の決め手となったこのフレーズ。これを体現できるものは旅行中に含まれるサービスにてんこ盛りです。
何が言いたいのかというと、たまたま見た口コミが『繁忙期の忙しい時にちょっとした判断ミスや心の余裕のなさから起こしてしまった、ほんの小さな小さなミス』から起こった悪い口コミかもしれません。
1年に1回しか起きなかった出来事だったかも・・・?
ちなみに、悪い口コミの出来事に当たる確率は宿泊客の年間受け入れ人数から見ても、相当低いはずです。
年間受け入れ人数が2000人くらいの小規模宿だった過程しましょう。
その宿の中で悪い出来事に当たる確率は、
たったの1回÷2000人=0.0005%です。
そうとう低く感じませんか?
そもそも起きてしまった悪い事は宿側は無かったことにはできないので、改善するしかないのです。
それを改善していないのは問題(※)ですし、そういう宿は「①宿泊予約サイトの口コミは点数はどうか」で挙げたボーダーラインの低いほうに該当するはずです。
(※露天風呂作ってとか、物理的にすぐに改善できないor無理なものは除きます)
他人の評価=自分の評価とは絶対にならないので、鵜呑みにするのはよくありません。
まとめ
今回は基本編ということもあって、かなり初歩的な内容ですが、知っているのと知らないのでは大違い。
行き先が決まったけど宿泊先が決まっていないという人はぜひ参考にしてみてください。